#2.
香り草はじめます

Chanoyu in Living

香り草
香り草

暮らしの中の茶の湯

リビングで茶事をすること。

茶の湯の中には茶事というものがあります。
茶事とは美味しく濃茶をいただくために
水から湯がたぎるまでのあいだ酒を酌み交わし
軽い食事をいただく一連の流れのこと。

私自身、茶の湯を学び、茶事を経験して
茶とは「日常の生活の中に活きる美しいやさしい文化」だと知りました。

部屋の設えも料理をつくることも
手間と向き合うことで
ゆったりとした心の豊かさを持つことができる
畳がなくても、和室じゃなくても
今ある場所で、持ち合わせの道具で
人を想い最善を尽くすこと

炭でゆっくり沸かしたお湯と
季節の食材で一汁三菜の食事
ちょっとした所作も伝えながら
来てくださる方々が
それぞれに感じることを大切にできるような
そんな場所であったらと思います。

Nest

Nest

Nest

Nest

Nest

Nest

香り草を始めるにあたって

香り草のデザインをネストでもお世話になっている
カタチのブティックさんにお願いすることにした。
やりたい事を伝えるために何度も打合せをするのだけど、
言葉では伝えきれないものばかりだった。

茶事はお茶の基本であり全てだ。
しかし言葉にするのはとても難しい。
だけど体験してもらえばきっと伝わる、そう思っている。

カタチのブティックさんはまだ茶事を体験した事がないという。
そこで言葉にならないものを伝えるために体験してもらうことにした。

お茶を知らない人を正客に招き、茶事を行う事は私も初めての経験だった。

相手を思い手紙を書き料理を決めて部屋のしつらえを考える
言葉では伝わらない何かがひょっこりとカタチになり始める。

いざ新月の夜。2人の客を招き茶事が始まる。
お手前を進めながら一つ一つ丁寧に伝わっている事と伝わってない事を確認する。
二人の笑顔を見ていると、私のやりたい事、楽しい事はきっと伝わっていると思う。

このプログラムを始めるにあたって「香り草」は何なのか
まだ言葉では伝えれないけどやりたい事は沢山ある。
目では見えないけれど感じる事の出来る香りの様に、
静かに花を咲かせる野の草の様に伝えていければと思う。

「琴詩酒供皆抛我 雪月花時 最憶君」

カタチのブティックさんが茶事にあたり送ってくれたこの言葉がとても気に入っています。
香り草のプログラムを通して、皆様と楽しい時間を過ごせたらと思っております。

香り草

ネストでは暮らしに花を生ける部門として「香り草」をスタートさせます。
香り草では本年よりお茶事を体験出来るプログラムを用意しました。お作法やしきたりを覚えるためのお茶会ではなく、空間と生活を豊かにするためお茶事を一緒に体験してみませんか。

イベントの告知や香り草のことはInstagramより発信します。ぜひフォローをお願いします。

またご予約、お問い合わせはInstagramのDMまたは
下記メールフォームより承りますのでお気軽にお問い合わせください。

CONTACT

なかがわかおり Profile
茶道・ピラティスインストラクターときどき料理人。
2020年より茶事懐石料理人 半澤鶴子氏に師事茶事を通して、優しい文化を暮らしの彩りにできればと思っています。

カタチのブティック:アートディレクション・映像
https://katachi.site/